2024/12/11 13:56

"羽場こうじ茶屋くらを" の鈴木百合子です。

旅するおむすび屋 菅本香菜さんの書籍【日本のおむすび】にて、私の思い出のおむすびと、

おむすびに使用した麹たっぷりの特上きすけ味噌をご紹介いただきました。




秋田に彼女たちが来てくれたのは、もう何年か前のこと。
香菜さんを筆頭に元気いっぱいの若者軍団で、取材のあいだ中、誰かが面白いことを
言っては爆笑し、返しの言葉にまた大笑いし、そのエネルギーに圧倒されたっけ。
今でも鮮明に思い出すことが出来ます。

本を開くとどのページでもみんながいい顔で笑っています。
若者軍団はどの取材先でもきっとあの調子で笑い笑わせて、素直に喜び、食べて、目を
キラキラにさせていたんだろうなぁ。

本の冒頭には香菜さんの言葉で
おむすびは、それぞれの地域で身近にある食材を上手に使って結ばれ、食べられてきたのだ、とありました。
どのページもその土地の「景色」が見えるような美しいおむすびと、丁寧な取材の様子が詰め込まれていました。

秋田では、県南山側のエリアで麹多めの生味噌むすび(特上きすけ味噌)

県北海側のしょっつるの焼きむすびが取り上げられています。

麹屋の目線でページをめくれば、地域の特徴的な調味料(特に味噌)がたくさん登場していました。
香菜さんが言う通り、米と味噌はまさに身近にある食材、意識して見ることもなかった何でもない
「普段のおむすび」に、ちゃんと土地の情報が入っていました。

この本を頼りに、旅に出かけたくなりました。